大分大学理工学部・大学院工学研究科

高度に知能化された機械システムのデザインに必要なメカトロニクス分野の学問領域および,医療・福祉・スポーツ工学・言語思想を含む人間理解のための幅広いカリキュラムを有し,Life(生命・生活・人生)を支援するロボットなど,Society 5.0による人間中心社会の実現を支える技術の開発に貢献できる人材の養成を目的とします。

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プログラムの概要

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高度に知能化された機械システムのデザインに必要なメカトロニクス分野(電気・電子,情報系,機械系)の学問領域および,医療・福祉・スポーツ工学・言語思想を含む人間理解のための幅広いカリキュラムを有し,Life(生命・生活・人生)を支援するロボットなど,Society 5.0による人間中心社会の実現を支える技術の開発に貢献できる人材の養成を目的とします。

学ぶこと

知能機械システムプログラムは,以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成しています。

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  1. 「理工学基盤教育科目」で工学やメカトロ技術の基礎となる「解析学」,「代数学」,「力学」,「データサイエンス」を学ぶ。「専門科目」では「プログラミング」,「材料力学」,「機械力学」,「熱力学」,「流体力学」,「制御工学」,「電磁気学」,「電気・電子回路」,「電気機器」を体系的に学ぶことにより,メカトロニクス技術の専門知識や複合的知識を得るとともに,問題解決力を養成する。
  2. 生体の機能を知る科目として「生体情報工学」,「バイオメカニズム」,「運動計測法」などを学ぶ。これによって医工連携のための知識を得る。
  3. 1,2年次に「英語」などの外国語の語学教育を行う。また3年次の学生実験や「基礎理工学PBL」,「応用理工学PBL」,「科学英語表現法」により幅広い知識教授とともに,論理的思考のアウトプット力とコミュニケーション力の促進を目指す。4年次の「卒業研究」や「論文輪講」を通して自分の意見を論理的に表現する能力や他者と協調・協働することのできる人材を養成する。
  4. 「電気電子工学実験」や「計測制御工学実験」の実験実習,「PBL科目」を通して,グループでのアクティブ・ラーニングを取り入れた学修を実施する。また「卒業研究」を通し,複合的な課題に対して自ら問題を見つけ出す能力,またその解決に必要な論理的で柔軟な思考力・応用力を養成する。
  5. 「教養教育科目」や「インターンシップ」,「起業家育成講座」,「職業指導」の履修を通じて,社会ルールや規範を学び,倫理観を持って社会の発展に取り組む人材を養成する。
  6. 「教養教育科目」や「英語」などの「外国語科目」、また専門科目の「言語思想論」の履修を通じて多様な歴史や文化・習慣の違いを学ぶと共に,「卒業研究」を通じて,課題解決能力を育む。これらにより福祉社会の実現に貢献する人材を養成する。

養成する人材像

機械工学,電気工学,制御工学,情報工学などを広く学び,ロボティクス,サイバネティクスなどのメカトロニクス分野に関する知見を身につけ,Society 5.0 を迎える社会の実現を支える技術の開発に貢献できる人材を養成します。

Pick Up 研究テーマ紹介

菊池 武士(きくち たけひと) 教授

研究テーマ 安全性の高いリハビリテーションロボット・インテリジェント福祉機器の開発

次世代ロボット技術はヒトとの直接的な接触を前提としているものが多く,これまでのロボティクス・メカトロニクス機器以上に安全への配慮が重要な課題です.私たちは,機能性材料(電気・磁気粘性流体,磁気応答性エラストマー,形状記憶合金等)や柔軟関節,それらを組み合わせたスマート構造を用いて,安全性の高いリハビリテーションロボット・インテリジェント福祉機器の開発を行っています.

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