大分大学理工学部・大学院工学研究科

基礎物理,応用物理,開発技術など専門分野を基盤とし,物理学の幅広い基礎知識と専門的知識をもち,広い視野と柔軟な思考力,探求力,活用力,研究・開発に携わる能力を備え,理工学的視点から社会の課題解決に貢献できる研究者,教育者及び高度専門技術者人材の養成を目的とします。

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プログラムの概要

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基礎物理,応用物理,開発技術などの専門分野を基盤とし、物理学の幅広い基礎知識と専門的知識をもち、広い視野と柔軟な思考力,探求力,活用力,研究・開発に携わる能力を備え、理工学的視点から社会の課題解決に貢献できる研究者,教育者及び高度専門技術者人材の養成を目的とします。

学ぶこと

物理学連携コースでは、教育目標に基づく人材を養成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成しています。

natural_learn_01.jpg物理学連携プログラムー学ぶことの写真natural_learn_03.jpg
  1. 教養教育科目によって視野を広げ、社会性を身につけるとともに、さまざまな情報を適切な方法で活用し、地域社会や国際社会で活躍できる情報発信力・コミュニケーション能力を養います。
  2. 物理学の礎となる知識を涵養するために基盤教育科目を、基礎的な実験技術や理工学的視点における応用物理を習得するために専門共通科目・プログラム群共通専門科目を設定します。
  3. プログラム専門科目によって、自然界における現象を科学的により深く理解し、物理学の観点からそれらを分析し応用できる能力を高めます。
  4. 卒業研究などを通じて、物理学に関する知識を活用し解決すべき課題に取り組む能力およびプレゼンテーションなどによって適切な情報を伝達できるスキルの獲得を図ります。
  5. 物理学を探求する者としての責任感と倫理観を培います。

養成する人材像

力学,電磁気学などの基礎科目を通じて物理の原理・法則を学び、流体力学などの応用科目や卒業研究を通じて未知の課題に対する探究力を養い、物理学を基盤にして科学技術の進展に貢献する人材を養成します。

Pick Up 研究テーマ紹介

岩下 拓哉 准教授

研究テーマ液体の物理学

液体が流れるという事実は経験的に知っていると思いますが,実は流れる材料の性質はよくわかっていません.原子や分子レベルから液体の物性が予測できれば革新的な材料設計や生体内過程の解明につながるはずです.しかしながら,結晶や気体に比べて,液体についての十分な理解が得られていません. 液体には,ドロドロに溶けた液体金属,水のような分子性液体や溶液,化粧品やインクなどに利用される微粒子分散系など色々な材料があり,それらの特徴には構造が不規則なものが流れるという共通性があります.また,ガラスが割れるような破壊現象も広義には流動状態にあります.液体状態の中で,原子や分子がどのように動いているのか?それがどのように粘度のような液体物性と関わっているのか?まだまだ解決への道のりは遠く,その糸口は見えていません.そして,「液体はどのように流れているのか?」という素朴な知的好奇心を原動力として,ミクロな視点で理論,計算,実験的研究を推進しています.

物理学連携プログラムーPickUp研究テーマ紹介の写真

関連した研究成果
[1] 液体はどのように流れるのか?
[2] 液体・ガラスの運動論とエネルギーランドスケープ
[3] 文部科学省 科学研究費補助金 学術変革領域研究(B):令和4年度~令和6年度 「構造不規則系のレオロジー:アナンケオン動力学の構築」

その他の研究テーマ
  • 「光導電体を用いた局在化液晶電気対流のダイナミクス」
  • 「液晶空間光変調器を用いた光ピンセットの構築」
  • 「自己電気光学効果素子結合系におけるダイナミクス」

教員紹介

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准教授

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