地域環境科学プログラム
急激な気候変動・地震等による様々な環境の諸課題を,化学,生物,地学,気象学,自然環境,生物多様性,防災・減災,都市・地域計画,土木工学など多様な視点から捉え,課題解決のための教育・研究を学際的に実施し,安全・安心で持続可能な地域社会の発展に貢献できる技術者・研究者・教育者の養成及び地域社会への貢献を目的としています。
プログラムの概要

急激な気候変動や地震などからもたらされる自然災害,自然環境の変化,エネルギー問題,水・食料問題などの我々の取り巻く環境の諸課題を,化学,生物,地学,気象学,自然環境,生物多様性,防災・減災,都市・地域計画,土木工学など多様な視点から捉え,課題解決のための教育・研究を学際的に実施します。そして,安全・安心で持続可能な地域社会の発展に貢献できる技術者・研究者・教育者の養成を行い,地域社会に貢献することを目的としています。
学ぶこと
地域環境科学プログラムでは,ディプロマ・ポリシーが示す能力を修得するために専門科目において,地域環境・地域社会を素材とした自然,地域環境科学,都市・地域計画,土木,減災デザインを学びます。また,地域をフィールドとした実践的な学びを通じ,安全・安心で持続可能な地域社会の構築に向けた課題対応・課題解決能力を修得します。
- "環境科学,自然科学,自然環境に関する教育
自然環境や地域環境における多様な課題解決に応用可能な知識と能力を修得するために,環境科学,自然科学,地域環境に関する講義,フィールドワーク,実験・実習科目を設定。" - 地域社会や安全・安心に関する教育
地域社会が有する複雑化・多様化する課題の的確な把握と解決能力を養成するために,防災・減災,都市・地域計画,土木工学に関する講義,実験・実習科目を設定。
養成する人材像
地質・水環境・生態系を含む地域環境,地球規模での気象状況など,幅広い視点からの環境理解に基づき,防災・減災,都市・地域環境,土木の観点をふまえて,安全・安心かつ持続可能な地域社会の構築と発展に貢献できる人材を養成します。
Pick Up 研究テーマ紹介
北西 滋 准教授
研究テーマ 水圏生態系の生物多様性に関する研究
水圏(海,湖沼,河川)は,多様な動植物の生息の場となっています。しかし近年,環境破壊や外来種の侵入などにより,水圏生態系の生物多様性の減少や生態系サービスの劣化が懸念されています。そこで,野外調査や室内実験,DNA解析などにより,干潟や河川におけるさまざまな動物の生態や分布,遺伝的特性,人間生活の影響などの解明に取り組んでいます。また,得られた知見を生態系の保全や環境教育などにつなげていくことも目的としています。
