本学工学研究科機械エネルギー工学専攻（機械コース）1年の宇都宮崇人さん（材料力学研究室所属）が、日本材料学会九州支部「令和2年度支部表彰－Young Researcher Award 2020」を受賞しました。受賞対象は、2020年 11 月 28日に開催された「第7回日本材料学会九州支部学術講演会・総会」において講演発表した「析出強化銅合金Cu-6Ni-1.5Siの強度と導電性の向上」であり、これまで強度が劣るため利用価値のなかった不連続析出物組織（過時効組織）をナノファイバー化することで、強度と導電性が従来の銅合金を大きく超えることおよびその物理的メカニズムを明らかにしました。今後の過時効組織の有効利用に道を開く一歩となる研究成果です。