2025年3月6日、大分大学にて日本機械学会九州支部第78期総会・講演会が開催され、工学研究科・機械エネルギー工学コース博士前期課程１年 城 侑市さんが日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞しました。本賞は、日本機械学会が若手の専門家育成を支援することにより科学技術創造立国のための人材育成に貢献することを目的として、優れた講演を行った26歳未満の研究者に対して「若手優秀講演フェロー賞」として顕彰するものです。

　発表題目：『アンモニア/水素/空気火炎の基礎燃焼特性に関する実験的研究』
　受賞日：2025年3月6日

　現在、世界各国においてカーボンニュートラルを目指した取り組みが加速する中、船舶においても脱炭素化の動きがでています。とりわけアンモニアおよび水素は二酸化炭素の排出量がゼロであるため、船舶用エンジンでの利用が期待されています。本研究では水素添加アンモニアの燃焼および排ガス特性に関して実験と数値解析により体系的な考察を行った結果を報告しました。本研究の成果は船舶用のアンモニア・水素エンジンの実用化に対して，基礎的な研究知見となりうるものです。