工学研究科2年の米良天翔さんが2025年日本液晶学会討論会の虹彩賞を受賞
受賞
工学研究科2年の米良天翔さんは、2025年9月10〜12日に京都市国際交流会館で開催された2025年日本液晶学会討論会で発表したポスター講演が優秀であると認められ、虹彩賞を受賞しました。
〇受賞題目:MBBA同族液晶における負の粘性のアルキル鎖長依存性
〇著 者:米良 天翔,武田 純,折原 宏,氏家 誠司,長屋 智之
粘性は流れに対する抵抗であるため、一般に正の値をとります。しかし、非平衡散逸系である液晶電気対流系では、ある種のネマチック液晶の乱流状態において平均的な流れが自発的に発生し、見かけの粘性が負になるという現象が見つかっています。
本研究では、MBBA同族液晶に低周波交流電場を印加し、乱流内に発生した平均的な自発流れについて約1mm2の正方領域に電圧が掛けられる液晶セルを作成し、顕微鏡観測と画像解析を行い、平均的な自発流れの同族液晶の片側のCH2鎖長による違いを報告しました。
表彰式 賞状